太陽は光で私たちに話しかけ、
木は香りと色とで話しかけ、
大気は雲と雪とそして雨とで話しかける。
世界の聖なる場所には、
物の沈黙を打ち破り、
言葉で、身振りで、色で、、響きで、、
存在の秘密を言い表したいという
抑えがたい衝動が生きている。
ここから、芸術の光り輝く泉が輝く泉が流れ出て、、
世界は、言葉を、、啓示を
精神を求めて苦しみ、、
人の口を借り澄んだ声で永久の経験を告げる。
全ての生き物は言葉に憧れ、
言葉と数の中に、色と線と調子の中に
私たちの地味な努力がのぞき、
そして意味の玉座をますます高く築き上げる。
花の赤と青を借り、
詩人の言葉を借り、
造化は内を向き、
それはたえずはじまりこそすれ、決して終わらない。
そして、言葉と音が加わり、
歌声が聞こえ始め、芸術が開花すれば、
そのつど世界の、全存在の、意義が新たに作られる。
そしてどの歌も、どの本も、
どの絵も、ベールをはぐこと、、
命とはひとつのものなりに応えようとする新たな、
千番目の試みなのだ。
このひとつのもののなかへ入るように、
詩が、音楽が、君たちを誘う。
創造の多彩さを知るには、
ただひとたび、鏡のように目に映してみればじゅうぶんである。
私たちの身に起こる混乱したものは、
詩に表せば、明快になり単純になる。
すなわち、、、、
花は笑い、雲は雨を降らせる。
世界は意味をもち、、無言なるものが語る。
~ヘルマン・ヘッセ~(ドイツの詩人、作家)
今日は姉のカンターレ館でもメモリアルコンサートでした。
ピアノとハープの弾き語りと、絵本の語りや詩の朗読に
音がつき、ホント新鮮な感激でした^^!
そのプログrムの裏に↑のようなことばが印刷されており~
なかなか深い意味がありそう・・・・!
忘れないようにここに記します
[5回]
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